2020.11.27
イベント・生涯学習ヘルスフードサイエンス学科
オープンキャンパス模擬授業 食の専門家を育成する『緑茶の健康効果』
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■オープンキャンパス模擬授業
11月8日(日)にオープンキャンパスにて、高校生を対象に模擬授業を行う機会をいただきました。
演題は、『緑茶の健康効果』としました。
演者が開発に関わった『ヘルシア緑茶』で得られた研究結果を例として紹介しながら、
緑茶の健康効果について幅広く説明しました。
具体的には、様々な生活習慣病の元凶とされる内臓脂肪蓄積型肥満に対する効果や
今後ますます重要になると思われる高齢者の歩行機能に対する効果について、
論文等で報告されている介入試験結果を中心に紹介しました。
また、認知症については介入試験が困難なため、緑茶摂取習慣についての
疫学研究(追跡研究)の結果を紹介しました。
更には、緑茶に含まれる渋味成分(カテキン類)と旨味成分(テアニン)の温度に摂る
抽出度合いの違いについて説明し、緑茶の風味作りの重要性を理解いただきました。
和食が世界的に注目されている中で、緑茶への関心も世界中で高まりつつあります。
健康効果と美味しさを両立させた緑茶を世界中へ広めていければと考えます。
緑茶の風味作りや摂取方法等に若い人の新しい発想が付け加わることを期待しています。
(ヘルスフードサイエンス学科学科長 時光一郎)