2024.2.29

イベント・生涯学習大学院

【蓮田】「第38回日本心身健康科学学会  学術集会  人間総合科学大学大学院研究発表会  合同大会」が行われました

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広報

2024年2月24日(土)「第38回日本心身健康科学学会  学術集会  人間総合科学大学大学院研究発表会  合同大会」が行われました。

今回のテーマは「つなぎつながる心身健康科学」ということで、オンライン開催で広く薄くつながるのではなく、
対面で深く濃くつながる開催となりました。
休憩時間には雑談にも花が咲き、旧交を温めることが出来ました。
特別講演は庄子和夫先生の「私たちと腸内細菌叢のつながり」でした。
腸内細菌による様々な代謝産物が、小腸上皮細胞からヒトの体内にとりこまれ、
過剰なストレス反応を抑制する(短鎖脂肪酸処理による制御性T細胞への分化誘導)など、文系の私には難しい内容でした。

卒業(修了)を迎える大学院修士課程2年生を中心としたポスターセッション(研究発表会)も開催されました。
これは星山伸夫さんの発表の写真ですね。
タイトルは「複合数字抹消検査における注意制御特性の個人差と作業成績の関連」です。
内容が優れているばかりでなく、作成された図表も大変素晴らしい発表でした。
オーディエンスも非常に多く、みなさん興味深く聴き入っていました。

 

 

左上から、中山達也さん「魚油とココナッツオイルの併用が神経ペプチド発現および糖・脂質代謝に与える影響」、
持木香代さん「テキストマイニングを用いた看護職と看護教員の働き方の検討」、田口郁美さん「脂肪味覚感受性と肥満との関係」、
黒沼さとみさん「月経周期に伴う心理的・生理的指標の変化と顔面冷却刺激による反応性の検証」、
髙岡克宜さん「リハビリテーション専門職における職業性ストレスとインターネット活用状況の関連」です。
いずれも大変優れた内容でした。
髙岡さんは研究成果をまとめて学会誌に投稿する意欲もあるようです。
活字化されればエビデンスが広く共有されますので、是非とも頑張って頂きたいです。
なお、学会奨励賞は、元特別支援学校教員で、『新しいうんどう 『基本のうんどう』』の著者としても知られる、西郷建彦先生が受賞されました。
おめでとうございます!
文責・中山和久(心身健康科学科)