2025.5.29

大学院_心身健康科学(通信)

【大学院】「心身健康科学特殊講義」のスクーリング

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広報


5月24日(土)~25日(日)、蓮田キャンパス・本館1階・人間総合科学 心身健康科学研究所 生体機能観察センターにおいて、博士後期課程1年の必修科目「心身健康科学特殊講義」のスクーリングが行われました。


講義を挟んで、事前課題の研究計画について、全員が発表のうえ、質疑やディスカッションを行いました。


また、研究の立案や考え方の例としてCPT(Cold Pressor Test:寒冷昇圧試験)を体験しました。
片手で体験したり、両手で体験したり。


今回の水の温度はなんと4℃以下!
院生全員が冷痛刺激を体験し、どの程度の痛みか評価しました。
研究においては、対象となる刺激を自ら体験して理解することが重要ですね。


CPTの体験後には、実際の実験さながらにCPTを用いて心拍数の測定を行いました。


その後、測定した心拍数の波形をもとにどのようなことが読み取れるか、活発な議論が行われました。

CPTは、広く用いられている冷痛刺激の手法ですが、単なる刺激法としてだけでなく、多角的な視点で捉えることで、心身健康科学領域の多様な研究につながる可能性があることを体験的に理解し、視点の重要性や応用の幅広さを学ぶ機会となりました。

また、講義の中では、教員による博士号取得までのプロセス紹介や、心身健康科学研究所の設備見学なども行い、今後の研究活動に役立つ学びと刺激の多いスクーリングとなったようです。