健康栄養学科
【健康栄養学科・授業紹介】応用栄養学実習
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応用栄養学実習の授業を紹介します!
2年次開講の応用栄養学実習では、ライフステージごとの栄養について、調乳や幼児期のおやつ作成、成人に適したお弁当づくりなどの実習を通して学んでいきます。
2025年10月14日の実習では、「離乳食」をテーマに授業を行いました。
離乳初期・離乳中期・離乳後期の離乳食を作りました。その後、市販の離乳食も試食して、味や形状などを比較しました。
また、各時期での切り方や硬さの違いが比較できるようになるべく同じ食材を使用しました。
<今回作った離乳食>
初期:つぶしがゆ、野菜ペースト、ほうれん草と豆腐ペースト、さつまいもとリンゴ煮
中期:全粥、ささみの肉じゃが、ほうれん草の白和え、さつまいもとリンゴ煮
後期:軟飯、牛肉の肉じゃが、ほうれん草のお浸し、さつまいもとリンゴ煮
肉じゃがに使用する野菜は、各時期で共通のものを使用しました。一緒に茹でて、調味をする前に取り出し、後期と中期は、牛肉またはささみを加え調味をします。初期は調味をせず、裏ごしをしてペースト状にしました。
ほうれん草も、各時期をまとめて茹で、中期は細かく刻み、初期は裏ごししました。
さつまいもとりんご煮も各時期一緒に作り、中期はつぶし、初期は裏ごししました。
調理スタートです。まずはほうれん草を葉と茎に分け、丁寧に野菜の皮を剥いていきます。
離乳食初期は、野菜を柔らかく茹でた後に裏ごしをします。
おかゆは離乳の時期によって硬さが異なります。初期は10倍がゆを作り、すり潰します。
調理した後、みんなで試食をしました。
また、市販のベビーフードも試食し、手作りの離乳食と味や固さなどを比較しました。
学生からは、「柔らかく煮たり、裏ごしたりするのに時間がかかり、思っていたよりも大変だった。」「手作りの離乳食は、素材の味がして美味しかった。」「毎回手作りは大変なので、市販のベビーフードをうまく使うのが良いと思った。」などの意見がありました。
(健康栄養学科 教員 平子哲史)