ヘルスフードサイエンス学科
牛乳は「白い液体」じゃない!?:桐生第一高校の皆さんが体験授業
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桐生第一高等学校 調理科・普通科(製菓コース)の皆さんが本学ヘルスフードサイエンス学科(食品健康科学)の見学のため来学!
学科説明のあとに、大学の授業を体験しました。
授業のテーマは「ミルクを科学する:なぜ牛乳は白いのでしょうか?」
授業を担当したのは、株式会社明治で商品『おいしい牛乳』の開発にたずさわった桑田有教授です。
実は、牛乳は白い液体じゃなかった!?。
水に小さな脂肪とタンパク質の粒子が浮遊していて、その粒子が光に反射して、白い液体のようにみえいるのだそうです。
「それが何の役にたつのでしょうか?」
そう思われる方も多いでしょう。
実は、このように科学の目で見ることによって、
牛乳を原材料とした様々な加工食品の製造、開発が可能になるのです。
ヨーグルトやチーズ、育児用粉乳、スポーツ選手等が飲むプロテイン等たくさんの種類の牛乳を加工した乳製品がありますね。
もし、世の中の人が皆、牛乳を白い液体だと理解していると、
脂肪やたんぱく質を水から分離させて加工するバターやプロテインは、
作られていなかったかもしれません。
食品を科学的に理解して、新しい加工食品を開発する。
加工することによって、もっとおいしく、もっと健康によいものを。
ここがヘルスフードサイエンス学科(食品健康科学)の
面白い所の一つであり、この能力やアイデアを備えた学生を
今、多くの食品系企業が求めています!
体験授業のあとは、施設見学や大学のカフェテリアで食事を楽しんでいただきました。
桐生第一高等学校の皆さん、調理や製菓づくりの参考になりましたか?
ぜひまた、進学説明会やオープンキャンパスにご来学ください。
またお会いできる日を楽しみにしています。