理学療法学専攻
授業風景:普段の何気ない様々な動作が・・・?! できる?できない?
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「理学療法学総合演習Ⅱ」は、1年生の科目(例:運動学、解剖学、生理学、PT評価学)の復習や授業内容の更なる理解を深めることを目的とした、本大学独自の科目になります。また、学年担任の教員が本科目を担当しており、授業を通して学生との距離感を近づけることにも繋がっています。
今回の授業は、様々な授業で習ってきたICF(*1)を使用できることを目的に、障がい体験(*2)を行い、その後にそれぞれの障がいを患った場合にどのようなことが出来て、出来ないのかをグループディスカッションしてもらいました。
実際に授業を受けた学生からコメントをもらいましたので、紹介します。
(*1) ICF(国際生活機能分類:International Classification of Functioning, Disability and Healthの略語):理学療法士が、患者様の心身機能等を検査した後に、出来る面と出来ない面を整理する際に用いるもの。
(*2) 障がい体験の内容:上肢の骨折、下肢の骨折、視覚障がいを想定した内容を行いました。また、それぞれの障がいを想定した状態で、歩行、階段の昇り降り、トイレ動作(ズボンの上げ下ろし)、服の着脱を実際に行いました。
【授業の感想】
今回の授業は障がい体験をし、その後、ICFの観点から出来る面と出来ない面をディスカッションしました。障がい体験を通して、普段何気なくやっている様々な動作が上手くできなくなるということを改めて認識したと同時に、介助者の指示の重要性を実感しました。また、グループディスカッションでは、ICFを実際に活用してみて、出来る面を挙げるのが難しかったです。これから、素人からPTとしてICFを使用してできるようにしていきたいと思います。本授業を通して、将来を見据えて目の前のことを身につけていかなければならないと感じました。