理学療法学専攻
女性の視点からより深い授業を。理学療法学専攻_骨関節系理学療法学
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3月22日(月)、理学療法学専攻2年次後期科目の「骨関節系理学療法学」で、ゲスト講師をお呼びしての特別授業を午前中に行いました。
夕方から大雪の予報となっていましたが、午前中は通常どおり実施できました。
「月経・妊娠期に対する理学療法」、「排尿・排便と理学療法」というタイトルで、つくば市女性のための整体サロンPALM代表の丹羽麻奈美先生(理学療法士、ヨガインストラクター)にゲスト講師として講義いただきました。
本科目は、理学療法学専攻専任教員の齋藤信夫先生と吉田一也先生を科目責任者とする科目ですが、女性特有の問題について講義するこの回の授業内容には女性の先生が最良という考えから、より学生たちの理解が進むよう女性であり経験豊富な丹羽先生に講義をお願いしています。昨年もゲスト講師として本科目授業を担当していただきました。
本講義の内容は、最近理学療法の分野でも注目をされていて、月経不順、妊娠、更年期症状などの女性特有のライフイベントに対応することの重要性が見直されています。
この分野は、「女性の理学療法」、「ウーマンズヘルス理学療法」、「ウィメンズヘルス理学療法」などと言われ、研究が進んできています。
世の中のニーズにも対応できる人材育成のためにも、最新の情報を、学生にお届けできたらと思います。
講義前半は、女性の身体変化、性周期、妊娠など、実際の患者さんだけでなく、スポーツ選手でも関係が深いということを分かりやすく講義いただきました。
そして、後半は、これも女性に多い問題として排尿や排便に関する内容を、講義や実技で教えていただきました。
どちらかというと、人に言いにくい、伝えにくい内容でもありますが、排尿・排便が障害されると、生活の質にも悪影響を及ぼしてきます。
相手の立場になって、ケアできる理学療法士として成長してくれればなと思います。
本理学療法学専攻の教育方針にご賛同いただき、講師をお引き受けいただきました丹羽先生、本当にありがとうございました。
本学では、国家試験の合格だけでなく、医療や介護の現場で活躍できる人材育成に力を入れています。今後もゲスト講師をお呼びしたり、特別講義を行ったりと、工夫をしていきたいと思います。